SOGO広島店「未来の紙屋町」CM制作プロジェクトおよび作品展示

SOGO広島店は今秋開業45周年を迎えます。そこで、開業記念テレビコマーシャル「未来の紙屋町」制作に、テレビ局RCCや広告代理店タグリレーションの皆様とともに創造表現コースも参加させて頂くことになりました。これまでの広島の歴史や発展を振り返り、20年、30年後の「未来の紙屋町」をテーマにCMや広告等で使用する絵画の制作を担当します。人々が集い、活気あふれる街であることを願い、未来を担う私たちの夢を加えながら、制作活動を進めていきました。

約1ヶ月前にSOGOの依頼をお受けし、エスキース(下書き)を制作者8名で始めました。歴史ある広島の文化と、未来の発達した科学技術を融合した街を描くことを念頭に取り組みました。未来の風景を描くことに新鮮さも感じましたが、普段は対象物を見て描くことの方が多いので、全て想像の世界で作品を描くことに試行錯誤しました。そのため、何回も構想を練り直したり、制作者みんなで様々なアイデアを出し合いました。「未来になっても草木が青々と茂っていて欲しい」 「歴史ある建物を守るために」など、街と人と建物の関わりなど絵に込めたて制作し、みんなで意見を共有したことで、個性を出しながらも統一感のある「未来の紙屋町」が描けました。

制作期間が約1ヶ月と決して長くはなかったのですが、自分のためだけに描くのではなく、絵を通して社会と結びつくことができる貴重な体験でした。完成した絵画はSOGO広島店で作品展示を行い、沢山の方が「未来の紙屋町」作品を見に来られました。SOGO様からのご要望やテーマに沿った制作をする必要があり、学校で行う作品制作とは違う難しさがありましたが、展示会場で、自分の描いた作品の前に立ち止まって見ているお客様にお会いすると、大変嬉しい気持ちになり、作品に込めた「よりよい未来になってほしい」という想いがCMや展示を通して多くの人に伝わっていてほしいと思いました。

2年 制作者

 

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