「次世代と描く原爆の絵」の活動

基町高校創造表現コースでは、平成19年度から毎年、被爆体験証言者と共同で制作する『次世代と描く原爆の絵』プロジェクト(広島平和記念資料館主催)に取り組んでいます。

私は昨年の夏頃から原爆の絵の制作に参加しています。月1回被爆証言者の方からお話を伺い、その証言をもとに当時の広島の惨状を油絵で描いています。

証言者の方のお話は今の広島からは想像できないことばかりで、「どうやって描けばいいんだろう」と思うことが多くありました。しかし、その度に証言者さんがわかりやすく説明してくださったので、描き進めることができました。1・2年生や、OBの先輩、先生方が全員同じ部屋で制作を行っているので、アドバイスをいただくことができ、とても勉強になります。

実際に体験したことのないことを絵に描くのは大変ですが、原爆の恐ろしさをたくさんの人に伝えるために、原爆の絵制作を続けていこうと思います。この原爆の絵は広島平和記念資料館に収蔵された後は証言活動などに活用されています。

創造表現コース・美術部1年生 石原

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