原爆の絵完成披露会を行いました

7月1日(金)放課後、基町高校 西棟 日本画教室にて原爆の絵完成披露会が開催されました。「次世代と描く原爆の絵」の活動は今回で15回目の取組みとなり、この度は2年生4名、3年生7名の計11名が、被爆体験証言者6名の方と共に制作に取り組み、新たに11点の原爆の絵が完成しました。
披露会には被爆体験証言者の方々や広島平和記念資料館館長、広島平和文化センター常務理事をはじめ平和記念資料館の職員の方々をお招きし、証言者さんと原爆の絵の制作に取り組んだ生徒、そして創造表現コース・美術部の生徒、教員、関係者など40名ほどが出席しました。披露会では証言者さんと制作した生徒が順番に絵の横に立ち、描かれた場面の説明や制作を通しての想いなどをお話ししました。
生徒たちは証言者さんと10ヶ月にわたり何度も打合せを重ねながら制作を進める中で感じた戦争の悲惨さや、証言者さんの平和への想いを受け継いでいくことの大切さ、この絵を見る人達へのメッセージを語りました。終戦から77年が経つ今、原爆投下は決して過去の出来事ではなく、今まさに私たちが直面している問題だと認識し、その思いを絵の制作を通して伝えていく活動になっています。披露会の様子は創造表現コースHPにて動画公開する予定です(8月公開予定)。

なお、完成した原爆の絵は7月中は基町高校 西棟 展示ギャラリーで展示し、7月7~9日の文化祭では生徒・保護者等、関係者の方に公開します。また、8月6~19日の日程で、広島国際会議場で開催する「高校生が描いたヒロシマ 原爆の絵画展」にて一般に公開いたします。詳細は「原爆の絵の展示について」の記事にてご案内いたします。機会がございましたらぜひ原爆の絵をご覧いただきますようお願いいたします。

美術科 原爆の絵担当

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