令和4年度 創造表現コース2年次研修<福井・岐阜・金沢方面>を実施しました。


創造表現コースでは、令和5年3月22日(水)から25日(土)の期間、金沢・福井・岐阜方面で創造表現コース2年次研修を実施しました。

初日は8時30分に広島駅に集合し出発式の後、広島から新幹線と特急列車サンダーバードを乗り継いで福井駅に向かいました。駅からは貸切バスに乗り、最初の研修地である小松市の「加賀伝統工芸村 ゆのくにの森」を訪問しました。こちらは、陶芸や蒔絵、沈金、型染め、紙漉き、ガラス工芸など日本の伝統工芸が体験できる施設であり、各自が希望する伝統工芸を体験しました。どの分野も普段なかなか体験することのできない内容で、大変貴重な経験となりました。夜はあわら市の「あわら温泉」に宿泊し、お食事や温泉を楽しみ、1日の疲れを癒しました。

2日目は福井県坂井市にある「東尋坊」と岐阜県の「白川郷」を訪問しました。あいにく朝から雨が降っていましたが、目の前に広がる大自然の光景や歴史的文化財を直に肌で感じながらスケッチを行いました。画材や表現方法を工夫しながら、感じ取ったことをスケッチブックに表現しました。東尋坊から見える水平線や白川郷の古い町並み、バスの車窓から眺めた雄大な白山連峰が今でも印象に残っています。スケッチの後は、貸切バスで金沢市に向かい17時ごろにホテルに到着しました。夕食の後は、明日実施する金沢市内での研修について全員でミーティングを行いました。

3日目は、午前中に金沢文化を代表する茶屋外街のひとつでもある「ひがし茶屋街」を訪問しました。外国人観光客も多く、情緒溢れる古い町並みは、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。歴史のある伝統的な町並みは見ていて飽きず、周辺の神社やお寺、近江町市場などにも行き、充実した時間を過ごしました。金沢の魅力的な文化をさらに知ることができたと思います。
午後からは金沢美術工芸大学と石川県立図書館を訪問しました。大学の教職員や在学している本校卒業生の方々から、大学の特色、学校生活など、貴重なお話を伺い、自分の進路について深く考える機会となりました。また石川県立図書館は完成したばかりの施設で、想像していたよりも大きく、読書や勉強に集中できる環境が整っていて驚きました。円形状の図書館は全国的にも珍しく、現在広島で建設中の新サッカースタジアムやマツダzoomzoomスタジアムと同じ設計者であることを知りました。

最終日は、金沢市内にある「兼六園・国立工芸館・金沢21世紀美術館」の3箇所を訪問しました。美しい庭園、緻密で迫力のある伝統工芸作品、そして独創的な現代アートはどれも素晴らしく、自身の今後の創作活動に活かしていきたいと心から思いました。

今回の3泊4日の研修で、歴史や伝統文化に触れたこと、各地で何枚もスケッチしたことは私たちの中で大変貴重な経験となりました。また時間を守ることの大切さや集団生活における自分の態度を見直すきっかけとなったのではないかと思います。

創造表現コースの特別な行事でもある2年次研修を無事楽しく終え、とても良い思い出となりました。

創造表現コース3年 香川 凪

初日の様子

 

2日目の様子

3日目の様子

最終日の様子

 

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