7月3日に本校の日本画教室にて原爆の絵完成披露会を行いました。今年は9点の原爆の絵が完成しました。
当日は証言者さんに当時の情景をお話しいただいた後、生徒一人ひとりが原爆の絵を描いたことから学んだこと、苦労したこと、平和への願いを語りました。
証言者さんが、私たちが制作した原爆の絵を見ながら「まさにこの絵のように」と説明するのを聞き、見たことのない当時の様子を描ききることができた安堵感を感じるとともに、多くの人がこの絵を見て、原爆の恐ろしさや悲惨さを知るきっかけになって欲しいと強く思いました。
今回、原爆の絵の制作に取り組んだことで、原爆の恐ろしさや平和について発信する方法の幅広さを知りました。言葉だけでなく絵画や音楽など自分たちが得意とすることも平和を訴えるツールとなります。私たちが平和について深く考え、それを自分たちができる形で発信することが、戦争のない世界に近づく一歩だと思います。原爆の絵を制作して学んだことをこれからの平和活動や作品制作に繋げていきたいです。

2年生　持田