授業レポート(3年生 日本画) 彩色作業に入っています

静物画の課題では5月末に水張りしたパネルに転写を行い、骨描きや彩色に取り掛かっていきました。

水張りしたパネルが乾き、下図が完成した生徒から転写をしていきます。下図の上にトレーシングペーパーを置いて輪郭線を写し取り、念紙を使って水張りした和紙に写していくパターンと、トレーシングペーパーを使わずに下図と念紙を使って写していくパターンを取り上げ、やりやすい方法で転写をしていきました。転写後骨描き(転写した線を墨で描きおこすこと)をする際に線がとても重要になってくるので丁寧に写していき、骨描きは面相筆で写した線をなぞるようにして描いていきました。

今回の静物画ではもみがみを背景に使用していますが、その上に銀箔を貼る生徒もいます。アイデアスケッチや下図を基に貼り付けていき、サンドペーパーを使用して背景となじませながらイメージに近くなるように表現しているようでした。

また、別の色を重ねてグラデーションを作ったり部分ごとに色を重ねて奥行きを出したりと様々な工夫がみられました。

 

彩色に使用する絵の具は一色一色必要な色を必要な量作って塗っています。

絵の具は顔料と展色剤(顔料を画面に定着させる接着剤の役割を持つもの)を練り合わせて作られています。日本画で使用される岩絵の具や水干(すいひ)絵の具は膠(にかわ)を展色剤としますが、性質上水彩絵の具など他の絵の具のように、展色剤が混ざっていてすぐに溶かして使用することができるものはほとんどありません。

そのため、学校でも粉状の状態から膠を混ぜていく作業を自分たちで行います。溶き方は、絵の具を絵皿に入れて展色剤となる膠液を加え指でよく混ぜ合わせます。ここで絵の具と膠が十分に混ざっていないと、絵の具が画面に定着してくれません。きちんと混ざり合ったら水を入れて再び混ぜ合わせ使いやすい濃さにしていきます。

毎授業ごとに作っていくので計画性が重要になっていきます。授業初めに絵の具を作る際に梅皿にまとめて作るなどして授業時間を有効に使っている姿がみられました。

 

美術科 北岡

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