創造表現コース授業レポート「3年 陶芸」

 3年生の陶芸の授業では数種類の粘土や釉薬を作りたい作品に応じて自由に使うことができます。
 陶芸で使う粘土は自然に乾燥して固まっていく特性があるので放置していると勝手に固くなっていきます。また、柔らかすぎると重力に負けて自立することができないこともあります。そのため、まずは粘土の素材感や道具の使い方を理解することを目的として湯飲み・小鉢を制作しました。赤土や白土を使い分けながらひもづくりやてびねりなどの手法で一つ一つ丁寧に作っています。
 また、3年生の陶芸の授業の中でより専門的に学べることの一つとして電動ろくろの使用があります。先日は電動ろくろに挑戦したい生徒を対象に使い方や成形の流れの説明を行いました。粘土を中心に据えるための力の入れ方やろくろの回転の速さと粘土を引き上げる時のタイミングを捉えることなど、実際にやってみて難しさを感じたようです。形にすることができるようになるのは早くても三ヶ月ほどかかります。最初からうまくことは少ないですが、諦めずに何度も挑戦して自分の好みの速さや感覚などをつかんでいって欲しいと思います。

美術科 北岡

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