プロフェッショナル人材活用事業「 木彫講座 」が開催されました

プロフェッショナル人材活用事業とは、第一線で活躍している芸術家や大学教授などによる講義を実施することにより、それぞれの分野における専門性を深め、将来の進路に向け自ら向上しようとする態度を育成することを目的に開催される講座です。
今年は、12月27日(月)・28日(火)の日程で彫刻家の秋山隆先生(尾道市立大学非常勤講師)をお招きして動物の頭部をテーマに「木彫講座」を開催していただきました。
制作では、W10×D10×H20㎝の木材(桂)を使用し、事前に各自で準備してきた動物の下絵を基に、およその全体像が出るまでノコギリで粗取りをした後、細部をノミで彫り出していくという手順で行われました。2日間という木彫をするには大変短い時間でしたが、参加した生徒は、初めて経験する作業に苦戦しながらも積極的に先生に質問し、熱心に集中して取り組んでいました。講座の最後には、制作した作品を1点ずつ丁寧に講評していただき、大きな面で形を捉えていく方法や動物の骨格の仕組みを理解して制作することの大切さなど、それぞれの課題を丁寧に教えていただきました。モチーフを様々な角度から観察し立体的に捉えていく経験は、今後の制作にも生かせる貴重な体験になったことと思います。

美術科 村田

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