進路研究セミナー開催 陶芸家 吉野瞬さん講演

12月22日6限の進路研究セミナーにて、創造表現コースOB(3期生)で陶芸家の吉野瞬さんにお越しいただき、お話を聞かせていただきました。吉野さんは基町高校卒業後に陶芸の窯元に弟子入りし、8年の修行の後独立され、因島で9年間の作陶の後、広島市にて活動されています。

この度は基町高校在学当時のお話、陶芸家を目指そうと思った経緯から修業時代のお話、陶芸家としての活動についてなど、興味深いお話をたくさんしていただきました。その中でも特に印象に残ったのは、「基礎をしっかり固めておけば、どこまでも伸びてゆける」という言葉です。吉野さんは8年間という長い修業期間を経て独立されましたが、修行の初めには師匠の仕事をじっくり見てそれを自分のものにすることから始まり、毎日毎日同じ形の湯呑を何百個も作っていたそうです。湯呑は最もシンプルな形でありながら、それを繰り返し作る工程で、基礎を培うことができるそうです。

進路研究セミナーが終わり、放課後には電動ろくろの制作実演をしていただきました。途中で説明をされながらも、すごく早いスピードで花器や湯飲みなどの作品が形作られてゆきました。どれもとても滑らかな形をしていて可愛らしかったです。

私も工芸の道を目指しているのですが、どのような道に進むにしても、着実に土台を固め、基礎から積み上げていくことが大切だということを感じました。

創造表現2年 笹尾

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