G7広島サミット 高校生によるラッピング電車 デザイン制作に参加しました。

5月19日から開催されるG7広島サミットの市民・県民等への周知、開催機運の醸成を目的とした路面電車のラッピングデザイン制作に、創造表現コース1年生7名で参加をしました。広島と平和をテーマにデザインのコンセプトから考えを深め、取り組みを進めていきました。途中、感染症による学級閉鎖のため、制作が一時中断してしまうなどの困難がありましたが、チームが協力し、広島や平和への想いをこめたデザインを完成させることができました。広島で学ぶ高校生として、改めて広島の歴史や平和と向き合うことができ、今後の活動につながる良い機会となったと思います。

以下、ラッピングデザイン路面電車の出発式での生徒コメント(1年 和田)

 私たちのラッピングデザインは広島の灯籠流しをイメージして制作しました。灯籠流しには原爆による被害者への弔いの意とともに、平和への願いが込められています。以前よりも戦争に対する危機感が身近なものになっている社会の中、広島に残るひどい歴史を繰り返すことがないようにという祈りと、平和で明るい未来の実現への願いを込めました。制作していく中では、新型コロナウイルス感染症による学級閉鎖などにより、みんなで集まって作業できる時間が限られていたため個人でのアイデア出しの作業が多くなってしまいました。しかし、グループではそれぞれが持つイメージを共有できるように話し合い、形にしました。中でも意識したのは、灯籠流しのイメージをシンプルかつ的確に感じさせることができるような灯籠らしさや流れです。このデザインの制作を通して、私たち自身が伝えるという視点で広島の歴史について改めて考えることができました。この路面電車が広島の歴史に改めて目を向け、平和について考えるきっかけになれば嬉しいです。

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