1月12日私たち2年生は、旧日本銀行広島支店で行われているワルシャワ蜂起博物館展覧会「ワルシャワ。灰の中から甦る不死鳥」の見学へ行きました。ワルシャワ蜂起とは第二次世界大戦後期にナチス・ドイツの占領下であったポーランドの首都、ワルシャワで起こった武装蜂起のことです。
展覧会では、ポーランド出身のガイドの方がワルシャワで実際におこった悲惨な出来事やポーランドという国の立場から国民の心情などを丁寧に教えてくださいました。また、たくさんの写真パネルや目撃者の鮮明な証言、ミニシネマから、美しかったワルシャワが自由への欲求の対価として恐ろしい代償を払い、そしてまた灰の中から不死鳥のように復活をした一連の流れを学ぶことが出来ました。
私たちは広島で育ち、小さな頃から戦争や原爆の被害を通して平和についてたくさん学んできました。しかし第二次世界大戦中の海外の出来事を学ぶ機会はあまりなく、今回の展覧会を見学したことで広島とはまた違った視点で平和について学ぶことができ、とても良かったと思いました。
この展覧会が国境を越えて次世代に繋いだように、私たちも広島で生まれた身として原爆や平和について、次世代に繋げていく。そうした想いを強く感じる機会となりました。
創表2年 前田笑澄