この度、創造表現コースの生徒が制作した平和のアニメーション「少女の祈り」が、総務省主催「地域発デジタルコンテンツ」において、総務大臣奨励賞を受賞しました。
6月3日に都内で開催された総務省主催「電波の日・情報通信月間記念中央式典」に生徒代表として桐林勲さん(本校卒業生で現在は武蔵野美術大学1年生)が出席し、佐藤ゆかり総務副大臣より賞状が授与されました。
総務省では、クリエイターの育成や作品発表の場の提供、地域からの情報発信等を目的に、全国のデジタルコンテンツに関するコンテスト等を実施しており、その中でも特に素晴らしい作品を制作し、今後の制作活動が期待される方々について、総務大臣奨励賞を授与しています。今回、全国から選ばれた8つの団体・個人の作品の一つに創造表現コースの生徒作品が選ばれ、平成28年度総務大臣奨励賞受賞に続いて2度目の受賞となりました。
受賞したアニメーション「少女の祈り」は、昨年桐林勲さん(当時3年生)を中心に10人の生徒が共同で制作したもので、本校卒業生の上田由美子さんの詩集「八月の夕凪」から「奇跡の友」という詩を題材に、広島の原爆投下によって被爆した少女がその後も苦しみ抱えながら、平和を願い、強く生き続ける姿を作品にしたものです。
平和のアニメーション制作は、広島市と広島国際アニメーションフェスティバス事務局が主催する「平和・広島をテーマにしたアニメーション制作支援事業」において本校が毎年取り組んでいるもので、この度受賞した「少女の祈り」」は、昨年8月に広島市主催「ヒロシマの心を世界に2018」、3月に広島映像文化ライブラリー主催「ひろしま映像ショーケース2019」で上映しました。
美術科 上川