プロフェッショナル人材活用事業とは、第一線で活躍している芸術家や大学教授などによる講義を実施することにより、それぞれの分野における専門性を深め、将来の進路に向け自ら向上しようとする態度を育成することを目的に開催される講座です。
今年は、12月25日(金)・28日(月)の日程で彫刻家の秋山隆先生(尾道市立大学非常勤講師)をお招きして動物の頭部をテーマに「木彫講座」を開催していただきました。
制作では、10×10×20㎝の木材(桂)を使用し、事前に各自で準備してきた動物の下絵を基に、およその全体像が出るまでノコギリで粗取りをした後、細部をノミで彫り出していくという手順で行われました。2日間という木彫をするには大変短い時間でしたが、参加した生徒は、初めて経験する作業に苦戦しながらも積極的に先生に質問し、熱心に取り組んでいました。今回の講座で、大きな面で形を捉えていく方法や動物の骨格の仕組みを理解して制作することの大切さを教えていただけたことは、今後の制作にも生かせる貴重な体験になったのではないかと思います。
美術科 村田
- 下絵を木材に貼り付けます
- 切断する部分を先生と相談します
- およその形が出るまでノコギリで粗取りします
- 木彫の用具
- ノミの入れ方などを説明していただきました
- ノミでの制作風景1
- ノミでの制作風景2
- ノミでの制作風景3
- ノミの入れ方を先生に相談しながら進めます
- ノミの実演
- 動物の骨格について丁寧に指導していただきました。
- 細部の制作1
- 細部の制作2
- 講評会風景