「原爆の絵」について

広島市立基町高等学校創造表現コースは美術を専門に学ぶコースとして平成11年に設置されました。本コースの生徒たちは、国際平和文化都市広島に学ぶ高校生として美術を学ぶ中で、「平和」と「文化」について想いを馳せながら日々制作を行っています。また広島平和記念資料館では、被爆体験証言者の記憶に残る被爆時の光景を若者が絵に描き、当時の状況を伝える「次世代と描く原爆の絵」事業に平成16年度より取り組んでおり、本コースでは平成19年度より継続して、有志生徒が「原爆の絵」の制作ボランティアとして参加させていただいています。

この取り組みは、被爆者が高齢化するなか、被爆の実相を絵画として後世に残すこと、そして、絵の制作を通して、高校生が被爆者の思いを受け継ぎ、平和の尊さについて考えることを目的として行っているものですが、何度も打ち合わせを重ねながら制作される絵は、当時の惨状を克明に描き出すものでありながら、証言者の記憶や思いに高校生が寄り添い、双方の気持ちを共に伝えるものです。

生徒たちは証言者の被爆体験を聴き、想像を絶する光景をどう描くのか悩みながらも、資料を集め、証言者と何度も打ち合わせを行い、約半年から1年かけてこの「原爆の絵」を描きあげます。完成した「原爆の絵」は平和記念資料館に寄贈され、それぞれの証言者が修学旅行生などに被爆体験を話す際に、当時の状況をより深く理解してもらうために使われます。また基町高校では、それとは別に独自の取り組みとしての「原爆の絵」の制作にも取り組んでいます。

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